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無線LANカード使用時の設定方法(古いルートファイルシステム用、aml3以降では設定済みです)

aml3以降のLarge/Tinyルートファイルシステムでは設定済なので、essidとkeyを指定すれば使えるはずです。

対応CF型無線LANカード

以下に示すintersilのPrism2.5チップを使用している無線LANカードは、E!KIt-1100のカーネル標準ドライバで動作可能です。
※Prisim3.0を使用している「WN-B11/CFZ」「GW-CF11X」のような無線LANカードは、カーネル標準のorinocoドライバでは動作しないため、対応策を検討、検証しています。
種類 メーカ 型番 補足
CF 無線LANカード アイ・オー・データ機器 WN-B11/CFL カーネル標準ドライバ
CF 無線LANカード バッファロー(Melco) WLI2-CF-S11 カーネル標準ドライバ
CF 無線LANカード PLANEX GW-CF11H カーネル標準ドライバ
CF 無線LANカード corega WLCFL-11 カーネル標準ドライバ
CF 無線LANカード(typeII) PLANEX GW-CF110 カーネル標準ドライバ
ここで紹介する方法はCF無線LANカード動作実験の一例ですので、ほかの方法でも動作させることは可能です。例えば設定用シェルスクリプトを書き換えて、アクセスポイントを切り替えたり、Largeシステムではhotplug機能を利用して、ネットワークの設定を実行させる事も可能です。(ここでの紹介例は、cardmgrのスクリプト自動実行機構だけを使用しています)

準備

TinyシステムとLargeシステムでは、準備段階でそれぞれ異なった作業を行なう揃える必要があります。
  • Largeルート・ファイル・システム ( /tar/rootfs-aml*.tgz )
    Tinyシステムの/sbinから、Largeシステムの/sbinにワイヤレス・ユーティリティー(iwconfig等のiw*で始まるコマンド)をコピーして下さい。
    Largeシステムでの操作例
    # cp -p /tiny/sbin/iw* /sbin
  • Tinyルート・ファイル・システム ( /tar/cf-p4b1.tgz )
    Largeシステムの/sbinから、Tinyシステムの/sbinにDHCPクライアントツールdhcpcdをコピーして下さい。
    Largeシステムのmodule関係定義ファイルをコピーして下さい
    Tinyシステムでの操作例
    # cp -p /large/sbin/dhcpcd /sbin
    # cp -p /large/lib/modules/2.4.21-p4b1/modules.* /lib/modules/2.4.21-p4b1

起動スクリプトの修正(Tinyシステムと、CFから立ち上げるLargeシステムに必要)

Tinyシステムの/etc/init.d/rcS の7行目から10行目、またはLargeシステムの/etc/rc.d/rc.localを以下のように変更します。
説明:CFからブートするシステムでは、initrd環境でCFのrootファイルシステムを読み込むために、すでにcardmgrを動作させていますが、このcardmgrはinitrd環境で起動しているため、/etc/pcmcia以下のconfig情報を参照できません。そのために再起動が必要になります。
修正前 #/bin/kill `cat /initrd/var/run/cardmgr.pid`
/sbin/cardmgr

/bin/sleep 8
修正後 /bin/kill `cat /initrd/var/run/cardmgr.pid`

/bin/sleep 8

/sbin/cardmgr

/bin/sleep 8
※ 2004年6月18日に、修正後もcardmgrの起動後にもsleepするように改定しました。
これは一部の環境で発生していた、cardmgrによる再設定が完了する前にネットワーク環境を立ち上げると発生するトラブル対応です。

pcmciaカードマネージャの設定(TinyシステムとLargeシステム共通)

/etc/pcmciaに以下のファイルをコピーして下さい。
上記でコピーした"network"ファイルの中のESSIDとKEYを環境に合わせて書き変えて下さい。(キーは"s:"を付けて記述すれば、パスフレーズの文字列を表します。"s:"を付けずに直接16進数での設定も可能です。例えば、以下のように記述します。
iwconfig ${device} essid 'special-group' mode Managed key s:secret-key
ifup ${device}

ネットワークの設定(TinyシステムとLargeシステム共通)

/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1と、必要であれば/etc/sysconfig/networkファイルを環境に合わせて設定して下さい。(無線LANカードは通常、eth1デバイスとして認識されます)
以下に記述例を示します。
dhcp利用 DEVICE=eth1
ONBOOT=yes
BOOTPROTO=dhcp
スタティック設定 DEVICE=eth1
ONBOOT=yes
BOOTPROTO=static
IPADDR=192.168.51.132
NETMASK=255.255.255.0

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