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Produced by Keio University, Takefuji Lab
Device Drivers Limited
Tokyo Japan
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E!Kit-1100 組み込みLinuxボード関連情報
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人工衛星搭載 Linux カーネル 2.6.18-8

2009年に打ち上げた人工衛星に搭載したカーネル linux-2.6.18.8-emax.tar.bz2 (260MB) です。
Debian Etch系ルートファイルシステム etchdev-rel080301.tar.bz2などに組み込んで使用します。

Debian Etch 系 セルフ開発用 ルートファイル・システム

Debian/GNU Linux (4.0 Etch) 系のセルフ開発用ルートファイルシステム etchdev-rel080301.tar.bz2 です。MIPS Little Endian アーキテクチャですので、APTを使用してアプリケーションのメンテナンスが可能になっています。

カーネル 2.6.11

2005年5月25日にインターフェース誌7月号記事用ダウンロードとして、E!Kit-1100用のカーネル2.6.11を公開しました。カーネル2.4.26と同様、コンソール用の内蔵シリアル・ポートが2.4.21までのTTYS3からTTYS2に変更になっています。
Refhat 系ルートファイルシステム rootfs-aml3.tar.bz2へのカーネル2.6.11の組み込み方法を別ページに示します
E!Kit-1100用カーネルソースツリー linux-2.6.11-ek1.tar.bz2 35.5MB (弊社ホームページのインターフェース誌7月号用のダウンロードコーナにあるものと同じです。 )

2.4系カーネル 2.4.26-ek2

2006年5月1日にE!Kit-1100用のUSB targetデバイス用シリアルドライバを開発、テストしたのでカーネルとともに公開しました。他の機能は従来「2.4.26-ek1」と同じです。
2.4.21以前のカーネルを使用していたシステムでは、/etc/inittabの記述をTTYS3からTTYS2に修正する必要があります。
E!Kit-1100用カーネルソースツリー linux-2.4.26-ek2.tar.bz2 31.7MB (最新2.4系カーネル 2006年4月公開)
起動用Sレコードファイル 2.4.26-ek2.srec
ローダブルモジュール(/lib/modulesに展開して下さい) lib-modules-2.4.26-ek2.tar.bz2
E!Kit-1100用カーネルソースツリー linux-2.4.26-ek1.tar.bz2 31.7MB (従来版の2.4系カーネル 2005年3月公開)

USB target用シリアルドライバの使い方

  1. 以下の手順で、起動したE!Kit-1100コンパイル済カーネル2.4.26-ek2をインストールします。

    カーネルSレコード起動ファイルのコピー(NFSブートの時、host側で操作)

    # cp 2.4.26-ek2.srec /tftpboot

    カーネルSレコード起動ファイルのコピー(CFブートの時、E!Kit-1100で操作)

    # cp 2.4.26-ek2.srec /

    Yamonの起動するカーネル・ファイル名の変更

    YAMON> setenv bootfile 2.4.26-ek2.srec

    2.4.26-ek2ローダブル・モジュールの展開(E!Kit-1100で操作)

    # cd /lib/modules
    # tar xjf /tmp/lib-modules-2.4.26-ek2.tar.bz2
  2. 更新済の2.4.26-ek2カーネルで、E!Kit-1100を起動し、デバイスノードを作成します。(この作業は1回だけ必要です)
    # mknod /dev/ttyUSBdev0 c 189 0
    # mknod /dev/ttyUSBdev1 c 189 1
  3. E!Kit-1100で、USB Target シリアル・デバイスドライバをロードします。
    (この作業は使用する時に毎回必用ですので、常時使用するのであれば、modules.conf等に記述して常時ドライバがロードされるようにします)
    # modprobe au1000_usbtty
    
    (ロードが成功した場合、コンソールやdmesgに次のようなメッセージが出力されます)
    kernel: au1000_usbtty.c: usbdev serial attached to ttyUSBdev0 (or devfs usb/ttsdev/0)
    kernel: au1000_usbtty.c: usbdev serial attached to ttyUSBdev1 (or devfs usb/ttsdev/1)
  4. Host側マシンで、USB Host シリアル・デバイスドライバをロードします。
    (この作業は使用する時に毎回必用ですので、常時使用するのであれば、modules.conf等に記述して常時ドライバがロードされるようにします)
    # insmod usbserial vendor=0x1384 product=0x1100
  5. 市販されている(あるいはカードリーダ等用の)USBミニB-USBタイプAケーブルを使用して、E!Kit-1100側にmini Bを、接続先のUSB Host側マシンに、USBタイプAケーブルを接続します。
    (接続が成功した場合、双方のコンソールやdmesgにメッセージが出力されます)
  6. root権限で、単純な接続テストを行います。
    target# echo hello > /dev/ttyUSBdev0
    
    host# cat /dev/ttyUSB0
    
    (hello が表示されます)
  7. target(E!Kit-1100)で、gettyを起動して、host側からminicomを使用してログインしてみます。
    target# /sbin/agetty -L 115200 ttyUSBdev0 vt102 &
    
    host# minicom (接続先は/dev/ttyUSB0, 速度は115200, ハードウェアフロー制御有りの設定)
  8. 1本のUSBケーブルで、全二重のシリアル回線が2本接続されるので、USBttyでログイン中でも、別のポートが利用できます。
    host# echo hello2 > /dev/ttyUSB1
    
    target# cat /dev/ttyUSBdev1
    
    (hello2 が表示されます)
  9. 利用上の制限があります:電源ON、リセット時には必ずUSBミニB-USBタイプAケーブルを一旦切断してください。接続したままだと、E!Kit-1100が起動しません。
参考情報: ftp://ftp.linux-mips.org/pub/linux/mips/people/ppopov/2.4/au1x00_usbdev.txt

最新ルートファイルシステム(Largeシステム)

最新カーネルの公開に合わせて、Largeシステム用のルートファイルシステムを公開します。修正点は以下の通りです。
  • 従来の問題点であったshutdown、無線LAN設定、apache起動を最初から設定済
  • 最新カーネル2.4.26-ek1の採用と、それに合わせてCOMポートの設定の変更(カーネルソースも含みます)
  • 他の部分は従来と変わりません。従来からのルートファイルシステムは、MIPSで公開したものを元にしています。
rootfs-aml3.tar.bz2 126.8MB

最新ルートファイルシステム(Tinyシステム)

最新カーネルの公開に合わせて、Tinyシステム用のルートファイルシステムを公開します。修正点は以下の通りです。
  • 従来の問題点であった無線LAN設定の問題点を修復済
  • 最新カーネル2.4.26-ek1の採用と、それに合わせてCOMポートの設定の変更
rootfs-aml3-tiny.tar.bz2 11.9MB

最新版開発マニュアル(開発の手引き)

2005年3月4日に、開発マニュアルを最新カーネルに合わせるとともに、全面的に見直して更新しました。ご購入頂いた方は、以下からダウンロードして下さい。(3月7日、誤記を訂正してブートROMの更新手順を追加しました)
usersguide-050307.pdf 723KB

初期の開発用CDの内容訂正

初期の開発用CDのルート・ファイルシステム内容に、開発マニュアルの説明と一致しない部分がありました。以下を参照して、読み替えて下さい。
  • Largeルート・ファイル・システム→ /tar/rootfs-aml2.tgz
  • Tinyルート・ファイル・システム→ /tar/cf-p4b1.tgz または、/tar/small/cf-p4b1.tgz

サンプルドライバ・ソースの一般公開(usba-0.02)

E!Kit-1100のミニUSBポートをHost用/Target用に切り替えるドライバをサンプルとして、Makefile(クロス開発、セルフ開発用)ともに公開しました。
利用方法は開発マニュアルを参照して下さい。

無線LANカード使用時の設定方法(古いルートファイルシステム用、aml3以降では設定済みです)

弊社で実験に使用した、無線LANカード使用時の設定方法をまとめましたので、ご参照下さい。

ソフトウェア情報

busybox

開発環境CDに添付のbusybox-1.00-pre3は、セルフコンパイルでは問題がありませんが、クロスコンパイルするとエラーが出る場合があります。(gccクロスコンパイラ固有の問題です。参考情報はこちら。)
クロスコンパイル用に、オリジナルのbusybox-1.00-pre3に対応Patchを当てたバージョンを用意しましたので、必要な方は以下からダウンロードして下さい。
busybox-1.00-pre3+patch.tar.gz

TinyシステムでのNFSマウント

64MBのCFに入るTinyシステムでは、あらかじめインストールしてあるportmapperを起動することで、NFSサーバにマウントできます。以下に手順を示します。
# /etc/init.d/portmap start
# mount mount-host:/mount-dir /mnt/nfs

Tinyシステムでネットワーク無しでの利用

Tinyシステムでネットワークを使わない場合や、LANケーブルが接続して無い場合、ネットワーク設定が間違っている場合に、ブートの途中で停止してしまう場合があります。このようなときには、ブート時に実行するスクリプトのネットワーク関連の行をコメントアウトして、ネットワークを使わない設定にする事で回避できます。
設定はブートスクリプトの、/etc/init.d/rcSファイルの中のnetwork start設定コマンド以降を以下のように、viエディタ等を使用してコメントアウトして下さい。
(途中まで省略)
#/etc/init.d/network start ←この行以降をすべて#でコメントアウトして下さい
#route del default
(以下省略)

ディスクレスのLargeシステムでのshutdown(以前のバージョン:rootfs-aml2でのみ必要です)

NFSクライアントのLargeシステム環境(ディスクレス・クライアント)において、shutdownプログラムやhalt / poweroffプログラムで正しくshutdown 操作ができないという問題があります。原因は、シャットダウン動作に入るとネットワークを切断するため、NFSでマウントしているファイルが見えなくなるのと、busyboxのhaltプログラムが正しく動作しないからです。以下に解決方法を紹介します。
まず以下の手順で、/etc/init.d/networkにパッチを当てて修正します。
# cd /etc/init.d; patch < network.patch
次にシンボリックリンクになっている/sbin/haltを削除して、正しく動作するhaltをコピーします。
# cd /sbin; rm -f halt; cp -p /tmp/downloaded/halt .
以上の手続きで、NFSのLargeシステム環境でも正しくshutdownできるはずです。
※Tinyシステムではshutdownコマンドは動作しないため、代わりにhalt, reboot, poweroffコマンドを使用して下さい。

ディスクレスのLargeシステムを特定のネットワークで運用

添付のサポートガイドには、Largeシステムをディスクレスでマウントして使用する場合には、192.168.1.0の専用のネットワークでの方法しか記述してありません。特定のネットワークで運用する方法の例を以下に示します。
  1. NFSサーバ側のエクスポートするルートファイルシステムの/etc(実際には/home/rootfs/rootfs/etc等)以下のネットワーク設定ファイルを、新たに運用しようとする環境に合わせて書き換えます。ネットワークの変更に伴って、一般的に書き換えを行なうファイルは以下の通りです。
    /etc/resolv.conf
    /etc/sysconfig/network
    /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
  2. ifcfg-eth0の設定では、スタティックにIPアドレスを割り当てる方法のほか、DHCPサーバにMACアドレスを登録してあればDHCPによる割り当ても可能です。以下にdhcpを使用する場合の/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0の設定例を示します。
    DEVICE=eth0
    BOOTPROTO=dhcp
    ONBOOT=yes
  3. YAMONの設定を以下の様にした後で、起動します。
     setenv bootfile ekit1100.srec
     setenv bootprot tftp
     setenv bootserver 192.168.51.86 ←新しいブート用tftpサーバ
     setenv gateway 192.168.51.86 ←新しいゲートウェイ
     setenv ipaddr 192.168.51.220 ←新しい割り当て用IPアドレス
     setenv start "load; go . nfsroot=192.168.51.86:/home/rootfs/rootfs" ←新しいNFSサーバのアドレスとディレクトリを指定する
     setenv subnetmask 255.255.255.0 ←新しいネットワークのサブネットマスク
※この方法でdhcpを使用する場合には、DHCPサーバにMACアドレスとIPアドレスの対応を設定しておく必要があります。。

ソフトウェア動作確認情報

ドライバ:USBターゲット・ドライバ

Embedded Unix誌vol.6の記事で取り上げた、カーネル添付のAu1100をUSBターゲットとして動作させるau1000_usbttyを、修正してテストしまたので公開しました

Tinyシステム

Tinyルート・ファイルシステムを、ext2でフォーマットした64MB以上のCFに転送する事で、ネットワーク・サーバとして動作するのに必要な、最低限度のシステムが立ち上がります。以下にTinyシステムでサポートしている主なコマンド、サーバを載せます。
  • apache-1.3.27
  • proftpd-1.2.8
  • openssl-0.9.7b
  • openssh-3.7.1p2
  • telnetd(busybox-1.00-pre3)
  • w3cam-0.7.2
  • telnet, ssh, ftp, tftp ntp, udhcpc(dhcp), vi(redhat7.1), bash(redhat7.1), busybox-1.00-pre3

ハードウェア動作確認情報

種類 メーカ 型番 補足
USBビデオキャプチャカメラ Device Drivers EE-260, EE-261-O カーネル標準ドライバ
USBビデオキャプチャカメラ Device Drivers EN-130 カーネル標準ドライバ
USBカードリーダ バッファロー(Melco) MCR-6U/U2 カーネル標準ドライバ
USBステッィック・メモリ バッファロー(Melco) RUF-CL カーネル標準ドライバ
USB接続ディスクドライブ バッファロー(Melco) DUB2-P40G カーネル標準ドライバ・要外部電源
USB接続ディスクドライブ 挑戦車
(アイ・オー・データ機器)
SOTO-2.5XUBS カーネル標準ドライバ・バスパワーOK
USBキーボード・マウス 各社 各種 カーネル標準ドライバ
CFマイクロドライブ(注意*) IBM 各種 カーネル標準ドライバ
CF 無線LANカード アイ・オー・データ機器 WN-B11/CFL カーネル標準ドライバ
CF 無線LANカード バッファロー(Melco) WLI2-CF-S11 カーネル標準ドライバ
CF 無線LANカード PLANEX GW-CF11H カーネル標準ドライバ
CF 無線LANカード corega WLCFL-11 カーネル標準ドライバ
CF 無線LANカード(typeII) PLANEX GW-CF110 カーネル標準ドライバ

* CFに置いたカーネルからのブートには、新しいブートROMが必要です。

※ほかにもPC Linuxでサポートしている多くのUSB / CFデバイスが動作すると思われます。確認しだい、増やしていきます。


CFメモリカード動作情報

問題が確認されているもの

  • ハギワラシスコム Vシリーズ(東芝チップ使用品)
    症状: ext2 / ext3でフォーマットできません。VFATならば利用できます。
  • IOデータ PCCFシリーズ(旧型:SunDiskチップ使用品)
    症状: ext2 / ext3でフォーマット後、ファイルの読み書きができません。VFATならば利用できます。
  • magicstor製CFマイクロドライブ
    ファイルシステムとして使用する場合には動作が不安定なため、実用に耐えません。

※問題があるCFメモリカードでは、fdisk, mke2fsは正常にマウントできるように見える場合もありますが、以下のような症状で判別する事ができます。

- mke2fsでフォーマット後、ルート・ディレクトリにlost+foundディレクトリが見当たらない
- マウント後ファイルの読み書きを繰り返すと、エラーになったりファイルが見えなくなったりする。
- 「fdisk」を再度実行してパーティション情報を表示させると、SystemがFAT16になっている。

拡張ボード情報

E!Kit-1100用拡張ユニバーサルボード


最終更新: 2007年4月25日

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