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XPortの販売ページ

会社様向けロット販売はメールでお問い合わせ下さい。
50個以上で割引価格にて販売致します。

LANTRONIX社XPort関連情報

あくまでも参考情報ですので、動作を保障しているわけではありません。実施に際しては、ご自身の責任で行って頂きますようお願い致します。


XPortの概要

XPortは、RJ-45コネクタサイズの筐体に、最大88MHzで動作する16Bitマイコンと512KBのFlash ROM、256KBのRAMを搭載し、ROM内ファームウェアのTCP/IPプロトコルスタックにより、以下の機能を利用できる「超小型の」マイクロデバイスサーバです。独自に作成するプログラム、データ用には最大448KBのユーザ領域をFlash ROMに確保して利用可能です。

  • ファームウェアに搭載する機能を利用して、シリアル TCP/IP変換、GPIO TCP/IP 変換を行います。
  • ファームウェアではHTTP, TELNET, SNMPサーバ機能、SMTP, DHCPクライアント機能のほか、ICMP, IP, TCP, UDP, TFTPの通信機能を提供します。
  • 標準ファームウェアを使用して、HTTPによるWebインタフェイスと、Windows PCにインストールするDeviceInstallerを利用して、各種の設定を行います。

超小型デバイスサーバXPortを使用する場合には、次の2種類の方法があります。

  • 標準ファームウェアを使用する場合
    1. 標準で用意されているComm Port Redirectorを使用して、Windowsのシリアル通信アプリケーションをTCP/IP経由で利用することが可能です。
    2. XPortの特定ポートと通信するアプリケーション(仕様は公開されています)を開発することで、XPortのシリアルポートやGPIOポートをTCP/IP経由で利用することが可能です。
    3. HTTP, TELNET, SNMPサーバとして動作し、トリガ条件設定によるSMTPメール送信を行います。
    4. クライアントのブラウザで動作するXPortの特定ポートと通信するJavaのアプレットを開発することで、クライアントPCのWebブラウザからXPortの各種通信機能を利用したり、シリアルポートやGPIOを利用することが可能です。
  • カスタムファームウェアを使用する場合
    1. カスタムファームウェアを使用する場合には、TurboCとCPKと呼ぶXPort専用のライブラリを使用して開発します。
    2. カスタムファームウェアでは、XPortの標準機能では実現できないような機能を開発する事ができますが、開発する手間がかかります。
    3. 弊社ではカスタムファームウェアの開発実績があり、個別アプリケーション用ファームウェアを受託開発することも可能ですので、詳細はご相談下さい。

2006年8月以降にメーカから出荷するXPortのファームウェアが順次、新ファームウェア(V6.1系)に変ります。新ファームウェアの注意点をまとめましたので、ご利用ください。

新しいファームウェア(V6.1.x.x)と新しいDevicieInstaller(V4.1)の注意点

最新の標準ファームウェアやツールは、以下のLANTORONIXのサイトからダウンロード可能です。

LANTORONIXのダウンロード・サイト

以下に、公開しているXPort関連情報へのリンクを掲載します。

新しいファームウェア(V6.x)と新しいDeviceInstaller(V4.1)
従来までのDeviceInstaller(V3.6)の使用方法
XPEVA-WOW XPort用評価ボード ARXEVA XPort用評価ボード

XPort工作情報

XPortは、そのままでは使うことができません。最低でも3.3Vの電源を供給する必要があります。
GPIOを使用した入出力の例として、汎用的に使用できるJava Appletが公開されていますので、これを使用して動作確認するためにLEDとSWを取り付けた回路例を紹介します。
そのほかにシリアル・ポートの動作を確認するためには、RS232C用バッファとコネクタを実装する必要があります。

自作する場合には、次の工作例を参考にしてみて下さい。

ミニ・ボードの回路例 実装例(その1) 製作例(その2)

シリアル・ポート付ボードの回路例 製作例(その1) シリアルポート付XPort回路製作の簡単な説明

足が千鳥でハンダ付けし難いので、変換基板のサンハヤトのICB-07を使用して実装しています。

弊社製XPEVAボードを利用すれば面倒な工作は必要ありません。


XPortの型番とバージョン

  • XPort-01

    製造が終了した初代XPortです。通常仕様のXPort-XE(メーカ型番:XP1001000-01)と、AES暗号化対応のXPort-SE(メーカ型番:XP1002000-01)があります。

  • XPort-03

    内部動作88MHzとシリアル通信最大921.6Kbpsをサポートするハイパフォーマンス・モードを搭載しています。通常仕様のXPort-03XE(メーカ型番:XP1001000-03)と、AES暗号化対応のXPort-03SE(メーカ型番:XP1002000-03)があります。
    XPort-03の登場で初代XPortは、XPort-01と呼んで区別するようになりました。-03RのROHS版の登場で製造が終了し、在庫もすでにありません。

  • XPort-03R

    2005年12月以降のXPortは全てROHS指令対応の鉛フリー品になり、区別してXPort-03Rとして呼びます。動作仕様はXPort-03と同じです。動作温度範囲の違いにより、XPort-RI(メーカ型番:XP1001000-03R 動作温度-40℃〜+85℃のインダストリ仕様)と、受注生産のXPort-RC(メーカ型番:XP1001001-03R 動作温度0℃〜+70℃のコマーシャル仕様)があります。XPort-RCは大量注文時には安いのですが、受注生産品のためにまとまった量の注文が必要で、3ヶ月程度の納期がかかります。

  • その他のXPort

    随時新製品が登場しますので、最新情報はLANTRONIX社のXPortの製品ページを参照して下さい。現在入手可能な以下の製品は全てROHS指令対応の鉛フリー品です。

    • XPort-03SE AES対応インダストリ仕様(メーカ型番:XP1002000-03R 動作温度-40℃〜+85℃)
    • XPort-03SE AES対応コマーシャル仕様(メーカ型番:XP1002001-03R 動作温度0℃〜+70℃)
    • XPort-Modbus Modbus対応(メーカ型番:XP1001000M-03R 動作温度-40℃〜+85℃)
    • XPort-485 RS485対応(メーカ型番:XP1004000-03R 動作温度-40℃〜+85℃)

    XPort-03RI, XPort-03SE, XPort-485には、缶入りのサンプル品もあります。詳しくはお問い合わせ下さい。

  • ファームウェアのバージョン

    現在販売中のXPort-03Rシリーズには、順次最新ファームウェアが搭載されます。従来までのV1.8に変えて、最新版では機能向上したV6.1になります。
    従来のV1.xのファームウェアを搭載したXPort-03, XPort-01は、最新のV6.1系ファームウェアにバージョンアップすることが可能です。

    XPort-01とXPort-03の型番、初期搭載ファームウェアのバージョンは、外観で判断することが可能です。

製品の側面にメーカ型番とレビジョンが印刷されていますので、XPortの型番、出荷時の初期搭載ファームウェアのバージョンを見分けることができます。XPort-03R(写真上 XP1001000-03R)は「Rev. A11」でV1.80搭載です。これがもし「Rev. B11」であればV6.1搭載です。写真下は、古いXPort-01のB11レビジョンですので、これはまた別の古いファームウェアを搭載しています。

XPort用 DeviceInstallerの実行環境

LANTRONIX社製XPor評価ボード、弊社製XPEVAボード、あるいは前記自作のボード等で、XPortを使用するためには通常、使用する各XPortで以下のような設定をする必要があります。

  • IPアドレス、NETMASK等のTCP/IP設定
  • 通信速度、パリティ等のシリアルポートの設定
  • GPIOの使用方法の設定
  • (必要があれば)ファームウェアの更新、htmlファイル、 画像ファイル、Javaアプレットの転送

これらの設定は、他の方法でも行う事ができますが、通常はWindowsマシンでDeviceInstaller(デバイスインストーラ)を実行して行います。Device Installerの実行には、以下の環境が必要です。

  • Windows 2000 または、Windows XP, Windows Server 2003の動作する環境
  • Java (VM) ランタイム環境(V6.1.0.0以降のファームウェア搭載のXPortでは不要になりました。必用な場合、Windows XP, Windows Server 2003では、標準でインストールされていないので、別途インストールする必要があります)
  • .NET Framework 1.1(Windows 2000, XP SP1以前は標準でインストールされていないので、Windows Updateでインストールする必要があります)

Java(VM) ランタイム環境が必用な場合には、Sun等からJavaの実行環境をインストールしておきます。(Java VM付のOperaNetscape FireFox等を代わりにインストールしても構いません)


XPort用Javaアプレットの開発

XPortを業務で使用するための近道は、標準ファームウェアを使用した、XPort用Javaアプレットを開発することです。XPort用Javaアプレットの開発には、SDK(J2SE)等のJavaコンパイラを含むがJavaアプレット開発環境必要です。

開発したJavaアプレット(*.classファイル)をXPortCob形式(*.cob)に変換するためには、サンプルコードの中からweb2cob.exeとmimetype.iniをコピーして利用します。
v 1.4.2 (J2SE)日本語版のダウンロード先はこちらです。最新版のJ2SE5.0のダウンロードはこちらです。

XPort用のJavaアプレットの開発では、統合環境のNetBeansEcripseを利用することも可能です。


XPort用DeviceInstallerのインストールと設定

2006年2月に、XPort用の新しい標準ファームウェア(V6.1)と、それに対応したXPort用の新しいDeviceInstaller(V4.1)がリリースされました。

新しいDeviceInstaller(V4.1)のインストール方法と、新しいファームウェア(V6.1)へのアップグレード方法、設定方法をこちらにまとめました。
「Rev. B11」のXPort-03Rは、すでに新しいファームウェア(V6.1)を搭載していますので、ここに掲載する手順でのアップグレードは必要ありません。
従来までのDeviceInstaller(V3.6)のダウンロードはこちらです。従来までのDeviceInstaller(V3.6)の使用方法はこちらです。

サンプルCD内のDeviceInstallerを利用することも可能です。


XPort関連の情報のリンク先


株式会社デバイスドライバーズ XPortの販売ページ
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